公共施設での分煙ブースの必要性を考えよう! たばこの臭いは喫煙スペース・分煙ブースで対策できる
子どもの利用を考えれば分煙は必要
学校・病院・児童福祉施設等の公共施設(第一種施設)については、すでに原則敷地内禁煙となっています。
それ以外の多数の人間が利用する施設、飲食店、公共交通機関(第二種施設)での分煙の必要性について考えるときに、重要なことが子どもの存在です。
第二種施設は子どもが利用する機会の多い場所だと言えます。そのため全ての場所で喫煙が可能になっていると、子どもが受動喫煙をしてしまう可能性が高くなります。
子どもを受動喫煙から遠ざけるためには、喫煙スペースや分煙ブースを設けるのは効果的な対策だと言えます。
例えば施設の中に喫煙スペースを設けておくことで、その場所に子どもが入ってしまわない限りは、たばこの煙を吸う可能性は低くなります。
この喫煙スペースは、子どもが多く集まる場所からは遠ざけておくのが良いでしょう。
また、第二種施設は高齢者や妊婦さんが利用する可能性も高い場所です。
このような人々への影響を防ぐためにも、分煙ブースの設置は必要だと言えます。
たばこの臭いが苦手な人や禁煙している人への配慮
施設を利用する人の中には、たばこが苦手な人もいます。
受動喫煙の問題もありますが、たばこが苦手な人は臭いを感じるだけでも不快な気持ちになるでしょう。
このたばこの臭いが苦手な人に配慮すれば、臭いを感じないような分煙を行う必要があります。
具体的な対策として挙げられるのが、喫煙ルームを設けることです。この喫煙ルームは、その部屋だけが隔離されている必要があります。
隔離された部屋にしておくことで、外にたばこの臭いが逃げることが少なくなります。
外にたばこの臭いが逃げなければ、たばこの臭いが苦手な人も施設を安心して利用できるでしょう。
この喫煙ルームや分煙ブースの設置は、禁煙している人にとっても良い対策だと言えます。
禁煙している人はたばこの臭いを感じると喫煙したくなる可能性がありますが、分煙ブースを設置しておくことで喫煙への思いを断ち切りやすくなります。
喫煙ルームの壁はガラス張りになっている傾向にあります。禁煙している人やたばこが苦手な人への影響を考えるのであれば、部屋の中が見えないようにすることも有効な手段の一つです。
喫煙者のことも考えるのが分煙の重要なポイント
ここまではたばこを吸わない人の視点から、第二種施設での分煙ブースの必要性を挙げていましたが、第二種施設を利用する人の中にはたばこを吸う人もいます。
分煙を考えるのであれば、この喫煙者への配慮もなければなりません。
例えば分煙ブースがなく施設の全ての場所が禁煙となってしまうと、喫煙者がたばこを嗜むスペースがなくなってしまいます。
これらの施設は誰もが利用できるのが、魅力的なポイントです。
喫煙者が利用しにくい場所となってしまうのは、施設の魅力を半減させてしまう可能性があります。
このようなデメリットを解消するためにも、分煙ブースの設置は必要だと言えます。
喫煙者がたばこを嗜むことができるスペースがあれば、全ての利用者が施設を安心して利用できます。